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取り急ぎ結果報告。

…えーと…本当、すみません。
準決勝で負けてしまいました。
意外なほどに落ち着いてできてましたし、配置はほぼプラン通りで序盤は順調だったんですが…騎士カードを2枚引いた後、3枚引いても騎士が来ずに騎士王を奪われて…。
さらに鉄が貯まって行けると思ったところで、上家にモノポールを決められて全部持ってかれて。
あげく、6鉄で3枚という状態で止められなかったのに、それから終わるまで5周以上、1度たりとも6が出ないという。

配置は完璧なのに引きと出目で負ける、という、ある意味自分らしい負けでした。
しかも最後は、伏兵だったイングランド代表が6枚のカードで2枚めのロードビルディングを出して、交渉で得た資材を使って交渉相手から道王をまくって勝つという、あまりにもあっけないオチ。
出目では勝っていたのを生かす暇もありませんでした。

とはいえ、最後に道王を奪われたのは、予選トップのポーランド代表で、しかもすごく穏やかな方。
負けた後、5分以上も茫然自失でテーブルが動かなかったくらいでした。
なんというか、見ているほうが悲しくなるくらいの落ち込みかたでしたね。

ちなみに、交渉後モノポールと、交渉上がりは外国では普通でした。
とにかく序盤から終盤まで交渉がメチャクチャ盛んなんで、そういうことは当たり前、という認識なんですね。
このへんは、日本とはまるで違うなあ、と感じました。

ともあれ、準決勝は一か八かでやっていたので点数は6点止まり。
大逆転用&切り札に独占持っていたんで、やろうと思えば点数稼ぎだけはできたんですが。決勝行けなきゃ何位でも同じだと思って使えなかったのもありますし、最後があまりにもあっけない終わり方だったんで、使えなかったという。

結果、総合順位は15位に終わりました。半端ですね(苦笑)。

試合直後はプラン通りやって出目と引きで負けたんで、悔いはなかったんです。
でも、決勝が物凄い名勝負で、最後は全員に勝ち目があるくらいの接戦で。
10点、9点、9点、8点でしかも色々凄いテクニックが見られましたし。
(決勝の様子については、帰国後にある程度まとめるつもりです。
 出目と交渉はメモってませんが、ある程度の流れと盤面は写真にも撮ったんで説明できますから)

カタンの大会って、意外と決勝はあっさりした結末になりがちなんですが、あれは見ていて面白かったです。
あれをすぐ近くで見られただけでも、楽しかったというかしびれましたし。

…だからこそ、あのなかにいたかったなあ。あのなかにいたら、どれだけしびれたんだろう。行ける可能性はあったのになあ…とその時になってすっごく悔しさがこみ上げて来たんですけどね(苦笑)。

ともあれ、応援してくれた皆さん、ありがとうございます。
いろいろ思うところのある、いい大会でした。
細かいことはまた後日…。

いよいよ、クライマックス!

さて、あと少しで大会2日目が始まります。

昨日はギリギリで朝食を食べたんですが、朝食バイキングのレストランが混みまくっていて大変だったので、今日は少し早い朝食となりました。
おかげで30分くらい時間が空いたので、せっかくだから書き込み追加。

正直、今のところ昨日よりは緊張してません(苦笑)。
ドイツに来てもあまり緊張はしてなかった…というか、むしろ異国に来たことのほうが緊張することでして。
ただ、昨日の朝起きた時、急に凄く緊張してきたのはありましたね。
…あ、でもこういうコト書いていたら、なんだか緊張してきたかも(笑)。

さて、せっかくなので英語の話。

昨日も書きましたが、おそらく全参加者でもっとも英語がわかっていない私。
…いや、自分から交渉する時は、自分が出すカードを提示して、欲しい資材の山にあるカードかマップを指差せば何とかなるんですよ。
ただ問題は、相手が交渉を持ちかけた時。
何が困ったかというと…鉄が”ore”で羊が”wool”なんですが、この発音が私には聞き分けられません。何度も間違って提示して苦笑いされました(苦笑)。
さらに小麦が”wheat”なので、これも聞き間違えます。
何より、単語を聞いてすぐに反応できません。
ですので、1歩早く他のプレイヤーが提示すれば、先に出した人優先で交渉が成立しちゃうんですよ。当たり前の話ですけど。
まあ、救いなのは、私が交渉に頼らないプレイスタイルが好きなことくらいです。
ですので、交渉で立ち遅れても、精神的にはそこまで動揺しませんから。
後は、オーバーアクションで何とかごまかしてます(笑)。
止められて目が出たら頭抑えて「Oh my god...」とか言って落ち込んだり(笑)。

あとはちょっと惜しいなあ、とは思うのが、普通の話自体は出来ないことですね。
ゲームに関係あるわけじゃないんですが、空いている時間でいろいろな国のかたと話すことができるんですよ。
国際交流ですね。
実際、もうひとりの日本代表の方はアメリカ旅行経験もあるようで、折り紙を配りながら実演しつつ話して見事に国際交流してました。
そのへんがまるでできないのが、ちょっともったいないなあ俺、とは思いましたね。
それでも、ドイツのスタッフの方が折り紙で作った小さな花をくれて、”My Skinship”と言いながらガッツポーズを作って励ましてくれたり、一度対戦した方が結果はどうだった? と聞いてくれたり、試合では散々いじめられたルクセンブルグ代表に、結果が出たあと”Congratuation!”と握手されたり…と、ちょっと嬉しいことはありましたし。
そういった雰囲気を味わえているだけでも、この上ない経験をしているなあ、と実感しています。
まあ、口下手で話せない分、でじこアロハとTシャツでそれなりにアピールだけはしていますから(笑)。
本当は、原則カタン世界大会のTシャツ着用なんですけどね(苦笑)。
でも他国代表でも、物凄くカッコよく普段着のままでいるイタリア代表(絵に描いたような伊達男っぽい人)もいましたし、時間が経つごとに、私服でいる人も増えてましたね。
(ちなみに私も、初戦だけはカタン世界大会のTシャツ着てました)

…まあ、でも、逆に考えてみれば。
これだけ英語がわからない人間でも、カタンという同じルールで成り立つゲームでは、少なくともコミュニケーションがそれなりに取れるんですし、気持ちや場を共有できるワケです。
やっぱり、これって凄いことだと思うんですよね。
そういう意味では、単に勝ち負けを超えた価値があった、と思ってます。
…いや、まあ、一応予選勝ち抜けたから言える言葉なんでしょうけど(苦笑)。

じつのところ、メーカーさんがお金を出して手配もしてくれて、日本代表が世界に行けるのは今年が最後の可能性が高いのです。
(それ以前に、なんか来年の大会はアメリカ開催という噂も聞きましたけど)
私はカプコン開催でこういう場が開かれてからは日本大会は毎回出ていた身ですが、別にどこかのゲームサークルに所属しているワケでもなく、カタンやボードゲームも学生時代はともかく、今は仕事で講師をしているゲームの専門学校でたまにプレイする程度です。
そんな人でも、こうやってここまで来れてこんな貴重な経験ができるワケです。
他のゲームに比べれば運の要素が強いせいか、明らかに大会の雰囲気が他と比べれば和やかで、コミュニケーションも楽しめるのもカタンの特徴ですし。
だから、できればこういう場は残っていると嬉しいんですけどね…。

…ってうわ、時間あるからって締めで書こうとしていたコト書いちゃった。帰ってから何書こう(笑)。

…でも書いていたおかげで、微妙な空き時間がいい感じで過ごせました。
もちろんBGMは電波ソング各種です(笑)。
あ、「starry eyes」も聞いてますよ(一部限定ネタ)。…本当、レッスルのTシャツがあればそっち着たのに(笑)。

それでは、行ってきます!

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