■12・17(土)横浜文化体育館(15:00)「Winter's Soleil」

■第3試合 〜ロゼ軍vsAカッパーズ・貞操争奪戦?
H・L・ロゼ/スラッシャー・ニタ/アルミ=ピッカネン
  vs
カーシャ・イワノヴナ/AQUA/エル・アルコン


ロゼの狙いは初物アルコン!?
禁断の果実に魔の手が迫る!

 DIA再旗揚げ以来、ただ己の欲望…「(ロゼいわく)上品な胸」を持つ外人美少女レスラーを愛でるために暴れ続ける、ある意味恐怖の女王様、H・L・ロゼ。
 しかもそんな彼女に、邪道のクセ者・スラッシャー・ニタが協力しているのだから、その実力もあなどれない。
 そんなロゼニタに対し、“DIA1地味な最後の良心”AQUAが対抗。しかし、結局は助けきれず、若手のアルミは毎回ロゼの毒牙に…。
 それでも強力な助っ人・カーシャ・イワノヴナの力を借り、やっと彼女たちを撃退したアルミとAQUAだったのだが…。
〜11・23横浜大会〜

 …AQUAが必殺のバタフライロックをロゼに決めるなか、洗濯板を持ってカットに入ったニタの前に、アルミが仁王立ち!!
 会場が盛り上がるなか、戸惑った動きを見せたニタ……が、いきなりなんとアルミに洗濯板をパス!
 すると、受け取ったアルミが、振り返るや……なんと、AQUAの脳天へとえげつなく洗濯板を振り下ろす!!

 …え?
 「ええー!?」と戸惑いの声が上がるなか、ロゼが起き上がるや、混乱してふらつくAQUAに、容赦なしの必殺ハイキック!!
 崩れ落ちたAQUAを、ロゼが押さえ込んでカウント……3!!

アルミ=P 「ウチは、目が覚めたんです。乙女の操を守るには、女同士なら問題ないっちゅうことに! 純潔を保つサムライとして、ロゼさんとニタさんについていきます!」

S・ニタ   「さっすがロゼ様。魅力が違うぜ! おい、そこに倒れているAQUAちゃん。まだまだ終わらせないぜ?」

H・L・ロゼ 「そうです! 次の横浜文体には、カーシャさんとアルコンさんを連れて来てもらいますわよ! 金髪Aカップは、すべて私のもの・な・の♪ まっててね、Aカッパーズ!」


 …まさかのアルミによる裏切りにあい、屈辱を受けたAQUA。
 それでも、全然目立たないAQUA!

 果たして、カーシャとアルコンの力を借り、ロゼの欲望…野望を打ち砕けるのか!?
 それとも、ロゼのAカップハーレム計画がまた1歩進んでしまうのか!?


 さて、最初に登場したロゼ&ニタ&アルミ。
 あの後、アルミはニタが塾長を務める大日本女児塾に定期参戦を決意。
 その時と同じ、コスチュームの上に羽織袴、という出で立ちで現れる。
 その横で、アルミを怪しげな…嬉しそうな笑みで出てくるボンテージなロゼ。
 そして、マイペースに邪道ジャンパーを羽織って入場するニタ。
 なんだかもう、ワケわからないけど濃いことだけは確かな異世界がいきなり築かれていく。

 対するカーシャ&AQUA&アルコンのAカッパーズ(ロゼが勝手に命名)は、あくまで明るく華やかな雰囲気で登場。
 それでもリング上のロゼたちを睨み付けるAカッパーズ(とりあえず呼称)だが、当のロゼは、なんだかうっとりした眼でカーシャ、アルコンを見つめる。
 特にアルコンは初顔合わせということで、よほど待ち遠しかったのか…念入りな視線でアルコンを見やる。
 不幸なことに、アルコンの保護者(笑)リンドラは、直前の試合で滝川と激闘を演じすぎてまだダウン中。ただ、救いなのは、アルコンがその意味をいまひとつまだ理解できていないことかもしれない。
 とりあえず、カーシャとAQUAがアルコンの前に立ち、ロゼの視線攻撃を防御していた。

 試合前、アルミが1歩前に出る。
 しかし、そんなアルミを真剣な表情で止めたロゼが、ズイッ、と前に出る。
ロゼ  「…ここは、私に任せなさい。今日の相手は手ごわいわよ」
アルミ 「お、お姉さま…」
 これだけ見ると意外とサマになる姉妹愛。
 …なのだが、ロゼの視線が、すぐに崩れてアルコンを見やる。
ロゼ  「ふふっ…いらっしゃい、子猫ちゃん…」
アルコン 「はうっ!?」
 なぜだか、本能で恐怖するアルコン。
 しかしそこにAQUAが立ちはだかる。
AQUA 「私が、アルコンちゃんをまも…」
 ところが、ここでニタとロゼが同時に飛び出すや、あっという間にふたりでAQUAを捕らえ、合体ブレンバスター!!
 そしてニタがAQUAを場外へ連れ出してしまう。
ロゼ 「さあ、これでっ……!」
 なぜかアルコンを抱きしめん、と両手を差し出し迫るロゼ。
アルコン 「うわあああああああ!?(泣)」
 本能的に恐怖を察知したアルコンが、見事な高さのあるドロップキック!!
 無防備に突っ込んできていたロゼが、カウンターで思い切り吹き飛ばされる。
 さらにカーシャが飛び出し、ロゼに見事なアームホイップを決めて追い討ち。
 とりあえず、アルコンの貞操はまずは守られた。

 その後試合は、カーシャとAQUAが大活躍。そして彼女たちのリードで、要所要所にアルコンが飛び出して試合を勢いづける。
 4分過ぎには、カーシャがニタにジャンピングニーを決めたところで、アルコンがニタにミサイルキック!
 ニタがたまらず場外へ逃げるなか、タッチを受けたロゼが飛び出す。
 しかしここもAQUAがフォローし素早くタッチ。
 不満そうなロゼ、なぜかあっさりアルミにタッチしてしまう。

 それでもここでアルミが、AQUA相手にロープワーク、寝技の攻防と奮闘。AQUAのテクニックに押されながらも、アームホイップやスリーパーホールドを繰り出し反撃するなど意地を見せる。
 7分過ぎ、AQUAがアルコンにタッチ。
 アルコンがアルミに突撃するが、アルミが切り返してDDT!
 アルミがここでアルコンを引きずり起こすなか、ニタがいつの間にか相手コーナーの背後に回り、AQUAとカーシャを場外へ引きずり落とす。
 そしてロゼが、なんか手をわやわやさせながらリングイン。
 場内から歓声と悲鳴が交錯するなか、アルミが捕まえたアルコンに、ロゼが飛びかかる!
 …が、アルコンが必死に避けて、ロゼのディープキスパクトはアルミに誤爆!
 なんだかうっとりしたアルミ、そのまま腰砕けでダウン。
 しかしロゼは向き直り、ふたたびアルコンににじりよる。
 スピードを生かして逃げるアルコンだが、ついにコーナーへ追い詰められる。

ロゼ 「ついに…ついに捕まえたわよ…子猫ちゃん…」

 AQUAとカーシャがニタの唐辛子攻撃で目潰しされたまま立ち直れないなか、アルコン大ピンチ!

アルコン 「うわああああああああああっ!?」

 …が、その時、アルコンの悲鳴を聞きつけたのか、前の試合で大ダメージを受けて控え室で倒れていたはずのリンドラが鬼の形相で乱入!
 レフリーの注意が場外のニタに行っているなか、リンドラがロゼを横殴りの形でドロップキック!
 不意を撃たれたロゼは場外へ転がり落ち、続けてリンドラもロゼを追って場外へ。

 そしてリングに残されたアルミがやっと起き上がったところに、コーナーに登っていたアルコンが背後からミサイルキック!!
 さらに「くらえぇー!スペースシャトル!!」と叫んで、もう1発正面からのミサイルキック、スペースシャトルを炸裂!!

 場外ではニタがカーシャとAQUAに逆襲されているなか、アルコンがアルミを押さえ込んでカウント……3!!

 Aカッパーズ(仮称?)が、最後まで貞操を守り抜き、見事に勝利を飾った!


▼30分1本勝負

 
 

カーシャ・イワノヴナ
AQUA
エル・アルコン



9分16秒
スペースシャトル


H・L・ロゼ
スラッシャー・ニタ
アルミ=ピッカネン

 
 


■試合後のコメント
アルコン 「怖かったよ〜〜!?(泣き)」
リンドラ 「よしよし、もう大丈夫・・・ですよ?」
 ・・・何故アナタが此処にいる?(苦笑)
 そんなT4Dの横で、AQUAとカーシャが口を開く。
AQUA 「とにかく撃退できてよかった……」
カーシャ・イワノヴナ 「アルミちゃんを救い出すことはできませんでしたが、今回はロゼの野望を止めることができました。アルコンちゃんと…リンドラちゃんのおかげですね。お二人の絆の強さを感じることができました」
 そう言って抱き合っているT4Dの方をチラッと見たカーシャ。その目には、光るものが。
カーシャ・イワノヴナ 「あっ、これは…唐辛子のせいです!」 
 顔を赤らめて控え室にダッシュしてしまった。
記者 (恥ずかしがることでもないでしょうに)
 カーシャが去り、残されたAQUAが気を引き締める。
AQUA 「とにかく、あんなのに暴れられたらたまらないわ。なんとかしないと……」

 一方、敗れたロゼサイドは大荒れ模様。
H・L・ロゼ 「まったく、もう少しでしたのに!」
アルミ=P 「すみません、お姉さま・・・」
H・L・ロゼ 「いえ、あなたはまあよくやりましたわ。それより、あの下品な黒いの! ・・・何でしたっけ?」
アルミ=P 「リンドラ・・・」
H・L・ロゼ 「そう、そいつよ! 何あいつ! せっかくの、大事な子猫ちゃんタイムを〜!」
 そう言うや、また思い出したのか、なんだか憤慨しだしたロゼ。
 その横から、やってきたニタがマイペースに口を開く。
S・ニタ 「おいおい・・・乱入かよ。ヒールのお株を奪いやがって。こっちは試合開始から終わりまで反則の「反」の字も反則らしい事してねぇのによ。まぁ子猫狩りは今回は失敗だな。」
 試合ではちゃんと唐辛子を用いた反則を使っているのだが、しっかりと棚上げ。いつも通りの邪道節で終了かと思われたが・・・
S・ニタ 「ところで子猫を狩るのも結構だが、そうそう試合は都合良く組まれるもんじゃねぇ。そんなら、手っ取り早く日本人巨乳を片っ端から潰してきゃ良いんじゃねぇか。子猫に当たる確率が上がるぜ?」
 突然、とんでもない事を言い出すニタ。
 その後ろで、アルミになだめられつつ怒っていたロゼが振り返る。
H・L・ロゼ 「なるほど! それは良い考えですわね。下品な胸を持つ方々には退場して頂きましょう。ふふふ・・・そうすれば子猫ちゃん達は私のもの・・・」
 恍惚とした表情で、どっかにトリップしてしまうロゼ。
記者 「あの・・・それだと、ニタさんも排除される方に該当してませんか?」
S・ニタ 「1人残るくらいは良いだろ? 逆を言えば巨乳はあたい1人で十分ってこと。NANA、清美、藤崎、蒲池、リンドラ・・・その辺、胸ごとぶっ潰してやらあ。」
H・L・ロゼ 「わたしはあんな下品な人たち、本当は触れたくも無いですが・・・逆に、容赦ない攻撃性を見せてあげようかしら? 下品な巨乳、滅ぶべしですわ!」
 クセ者タッグロゼ&ニタが掲げた新作戦は、王者クラスから新人クラスまで幅広く喧嘩をふっかけていくという展開のようだ。いや、全然手っ取り早くない作戦な気もするんだけど・・・。

第2試合へ←|→第4試合へ

※試合後のコメントなどで、オーサカさん(アルコンPL)、那智亮樹さん(カーシャPL)、FAAさん(ニタPL)、NOGさん(AQUAPL)の協力をいただいています。
興行トップへ