■10・30(日)後楽園ホール(12:00) 「Second Flight Series II」

■休憩時間前


 休憩前、まずは藤崎藍のタッグパートナーである沢近かれんがリングに登場。
沢近かれん 「おひさしぶりです。とりあえずリハビリから復帰しました。来月中には、このリングに上がれると思いますので、応援よろしくお願いします」
 とあいさつ。その後
沢近かれん 「本日をもってスターダストを解散します!」

と発表。ざわつく場内を察して、

沢近かれん 「といってもタッグ名を替えるだけです。スターダストは星くずでしょ。それじゃあまりにも縁起が悪いのでユニット名を変えたいと思います。私としては一応11月15日のclubATOMで復帰を希望しますが、藤崎藍とのタッグは12月17日の横浜で復活したいと思います。横浜では藤崎藍とのタッグで新しい私達を見せます!応援よろしくお願いします!」
 とあいさつ。11月15日からの復帰を目指すと発表した。

■第5試合
蒼樹玲奈 vs 藤崎藍


急成長・藤崎、蒼樹に挑む

 さて、その沢近のパートナーである藤崎藍が、セミファイナルのシングルマッチに登場。
 再旗揚げ戦では、敗れはしたもののビューティ美奈と好勝負を展開し、前回はなんと浜岡奈々緒をシングルで堂々撃破。
 沢近がいない間で組まれたシングルの連戦で、着実に成長の跡と勢いを見せ付けている。
 そのなかでこの日は、現在のDIAヘビー級で事実上のトップである蒼樹玲奈とのシングルマッチ。勢いに乗るところを先輩に見せ付けることはできるのか?

 試合開始早々、まずは蒼樹と手を組み合って、力勝負を挑む藤崎。
 身長で劣る蒼樹は押し込まれるが、そのままキレイにブリッジ。
 そして盛り返すや、腕をくるりと回して逆に藤崎の腕を取り、背後を取るや一瞬で組み替え、いきなり裏投げ!!
 切り返された藤崎、今度は蒼樹をボディスラムで叩きつける。
 ところが、これも蒼樹はすぐさま起き上がるや、強烈なドロップキックで藤崎を弾き飛ばす!
 負けじと藤崎も起き上がりラリアートを狙うが、これをすっ、とかわした蒼樹は帰り際に今度はフライングニールキック。そして間髪いれずに、強烈なバックドロップ!!
 藤崎を受け止める、というよりは、むしろ叩き潰す風のファイトに出た蒼樹。
 ここから一気呵成に、ミサイルキックをえげつなく顔面に連発する。
 さらに、それでも起き上がった藤崎に、フルネルソンスープレックス!!
 そのままカウントが入り、1、2……2.8!!
 藤崎、これも意地で返す。
 しかしダメージが大きく倒れこむ藤崎を見やり、コーナーへ飛び乗る蒼樹。
 そのまま藤崎へと舞い降り…ようとするが、起き上がった藤崎が、飛び込んだ蒼樹を、強引なラリアートで迎撃!!
 ようやく出た藤崎の反撃に観客から声援が飛ぶなか、藤崎は蒼樹を肩に担ぎ上げ、得意の小町クラッシュ!!
 そのままフォールし、カウント、1!?
 なんと蒼樹、すぐさま跳ね返す!
 そして起き上がるや、藤崎の顔面へと、ドロップキック!
 えげつない一撃のなか、さらに蒼樹は、気合とともに藤崎を持ち上げ…滅多に出さない、垂直落下式のブレンバスター!!
 思わぬ一撃に、藤崎がダウン。
 そのなかで、蒼樹が「終わりだっ!」と叫ぶや指をくるくるっ、と回してコーナーに上がるり……必殺の、ファイヤーバード式ギロチンドロップ!!
 そのままカウントが入り、1、2……3!!!

 所属選手ではキャリアもトップクラスとなっていた蒼樹が、勢いに乗る藤崎をあえて叩き潰すファイトに出て勝利。
 滅多に出さない奥の手、トルネード・ギロチンドロップをあえて繰り出したのは、ある意味、藤崎をそこまで認めたということだろうか…。


▼30分1本勝負

蒼樹玲奈

6分49秒 トルネード・ギロチンドロップ

藤崎藍


■試合後
 試合後、マイクを取った藤崎。

藤崎藍 「玲奈さん!今日は徹底的に叩き潰してありがとうございます。星野さんが引退してものの抜け殻になったアタシにいい目標ができました。それはあなたを倒す事です!」

 どよめく場内。続けて

藤崎藍 「来年はアタシがあなたを叩き潰します!玲奈さん、いや、蒼樹玲奈!今度はアタシのファイナル・イリュージョンで潰すから覚悟しな!」

 と最後は鋭い眼光を蒼樹に見せた。

■試合後のコメント
 控え室に戻って、コメントを出す藤崎。
藤崎藍 「とにかくアタシ自身に箔をつけないといけないかな。アジアヘビーなど何らかのタイトルを取れば玲奈さんも認めてくれるんじゃないの?沢近さんのタッグ?久々のタッグで勘が鈍ってるし、それじゃお客さんに失礼でしょ。横浜でパーフェクトなタッグパフォーマンスを見せればね。あ〜、今日のいずみちゃんのPPidに出た方が良かったかも。一応アタシもアイドルだし」
 アイドル発言に苦笑いする取材陣に再び睨む藤崎であった。

蒼樹玲奈 「今日は、あえて普段やらないことをさせてもらいました。こういうのって、正直、お客さんには申し訳ないんですけど…。でも、浜岡が藤崎とああいう試合したら…もう、藤崎にこういう試合できるの、ボクだけだと思ったので。まだ、この試合はセミだったんですから。いつか、藤崎とメインでシングルやらなきゃいけない時…その時、どうなるか、です。今日は、ちょっとすみませんでした」

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※試合後のコメントで、ノーズフライトさん(藤崎PL)の協力をいただいています。
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