■11・23(祝)横浜赤レンガ倉庫(13:00)「Esquisse II」

■第2試合
沢近かれん vs 蒲池紗枝


団体最年長・沢近、
藤崎とのタッグ復活に向け、復帰2戦目で好アピール

 再旗揚げには間に合わなかったものの、今月から復帰を果たした沢近かれん。藤崎藍とのタッグ復活を来月に控え、今日は復帰後初のシングル戦が組まれた。
 対するは、若手ヘビー級で期待されている蒲池紗枝。沢近と同じくテクニック派に属する伸び盛りの選手を相手に、先輩が受けて立つ形となる。

 まずは蒲池が、意表をついてドロップキックで先制。
 しかし沢近は冷静に腕を取ってグラウンドに持ち込むや、じっくりとした腕攻めを展開し、蒲池を翻弄していく。
 そしてようやくロープへ逃れたところで、起き上がった蒲池に、なんと沢近が張り手!
 思わぬ挑発的な一撃に、なんと蒲池も張り返す!
 そして蒲池はさらに、フロントスープレックスから、早くも得意のダブルアームスープレックス! 沢近をカウント2.5まで追い込んでみせる。
 さらに攻め込もうとする蒲池だが、腕を取ったところでこらえた沢近は切り返し、バックを取るやバックドロップ!!
 そしてエクスプロイダーで追い討ち!
 沢近が余裕の表情でフォールするが、これもカウント2.5。
 お互い得意とする投げ技の攻防となった。

 その後、沢近はエルボー、前蹴りなどを巧みに使って試合をリード。
 しかし、組み合うと今度は蒲池がテイクダウンしてアームバー、と沢近の好きなようにはさせずに意地を見せる。

 それでも、最後まで冷静さを崩さなかった沢近は、6分過ぎにカウンターでダイビングニーアタック(カレンアタック)!
 ここで一気に必殺のクラッシュドロップ(垂直落下式バックドロップ)を放ち、カウント……3!!
 最後は、重みのある一撃で試合を一気に決めた沢近。藤崎とのタッグ復活を前にして、試合運びの上手さと技のキレ、ともに健在であるところを見せつけた。


▼30分1本勝負

沢近かれん

17分46秒 クラッシュドロップ

蒲池紗枝


■試合後のコメント
沢近かれん 「膝の具合がどうかと思ったけど、今日の試合で大丈夫だって事が分かったのが良かったかも。これで次の試合で新しい技を出せると思います」
記者 「その次の試合で藤崎選手とのタッグ復帰戦での相手が、沢近選手の希望でイナバ選手ととカリビアン・フィズ選手の2人になりましたが」
沢近かれん 「11・15の試合の後、2人で短期合宿をして、新たな連携技などを生み出せたので何とかいい試合になると思う。この1年の間に藍ちゃんも成長したので、新たな2人が見出せると思いますが」
記者 「この1年の間、沢近選手も随分年を取った気がしますが」
沢近かれん 「(キッと睨み)それは余計なお世話。大人の魅力って物があるでしょ?」

蒲池紗枝 「さすが、ベテランの技を見せ付けられた格好になってしまいました。簡単に手玉に取られてしまった感じでして……、かれん先輩との試合は初めてなんですが、やはり実際に試合をするとその動き一つ一つがとても参考になります。これからもよろしくお願いいたします」
 感激しきりでコメントをしていた。

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※試合後のコメントなどで、ノーズフライトさん(沢近PL)、秋山さん(蒲池PL)の協力をいただいています。
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