■11・23(祝)横浜赤レンガ倉庫(13:00)「Esquisse II」

■第1試合
H・L・ロゼ/スラッシャー・ニタ vs AQUA/アルミ=ピッカネン


自分革命に燃えるアルミ!
その結末は…!?

 前回大会では、カーシャの前に完敗したロゼ様。しかし彼女のセクハラ魂(?)はまだまだ消えることはない様子である。
 そんなわけですっかり再旗揚げ以来のDIA前座戦線名物となっているロゼニタタッグ、今日の相手はAQUA/アルミ組。特にアルミは何度もロゼに酷い目に合わされているだけに、今日こそ反撃なるか?

 試合前、後から入場したロゼ、懲りずにアルミへとアヤシイ視線を向ける。
 それに対して、AQUAが珍しくマイクを要求する。
AQUA  「前回でわかったでしょう。あなたたちもこれまでです! 今日は、アルミがリベンジして、こんな破廉恥な展開は終わりにします!」
S・ニタ  「おいおい、「たち」ってあたいもセットかよ」
 自覚なくつぶやくニタを無視して、AQUAがアルミにマイクを手渡す。
 続けて、AQUAがアルミにマイクを手渡す。
アルミ=P 「今日は、言わしてもらいます。カーシャさんに完敗して、その代わりがウチ、というつもりやろうが…そんなに甘くはないで!」
H・L・ロゼ 「あらあら。今日は血気盛んですわね。うふふっ。そんなに言うなら…今日あなたたちが勝ったら、すっぱりみんなのコト、あきらめてもいいわよ?」
アルミ=P 「…ふん、ずいぶんな自信やないか。…今までのウチやと思うな!」

 そう言うや、いきなりロゼにドロップキックで奇襲をかけたアルミ!
 同時にゴングが鳴り、試合開始となった。

 場外に逃げたロゼをアルミが追うなか、リング上はAQUAとニタ。トリッキーな動きでのらりくらりとAQUAをかわすニタだが、AQUAもアームホイップを決めるなど互角の攻防を見せる。
 一方、場外戦ではアルミがロゼを鉄柱に叩きつけるなど、ラフをも辞さない猛攻。
 しかしロゼも場外でコブラツイストを決めるなど反撃し、アルミの身体を楽しんでいた。
 5分過ぎには、AQUAがロゼにスリーパーホールド。じっくりと攻め込んでいくが、ロゼもキックでなんとかしのぐ。
 そしてニタに代わるや、ニタが今日も洗濯板でAQUAを一撃!
 ところが、ここでもアルミがカットに入るや、ボディスラムからのスリーパーホールドでニタを捕獲。さらにロープ際からニタを引き戻してリング中央でふたたび決めるなど、張り切った動きを見せる。
 燃えるアルミは、続いて倒れこむニタを捕らえるや背後から必殺のオーロラウィング(キャトルミューティレーション)! 呼吸を封じ込める脱出不能の技でニタを追い込むなか、観衆からまさかの金星か、とどよめきが上がる。
 しかしここは、なんとかロゼがAQUAを押しのけ、えげつないキックで蹴り上げてカット!
 アルミが倒れこむなか、ニタに代わったロゼが、アルミをキック連打で攻め込んでいく。…そして、ダウンしたアルミにロゼが舌なめずり!
 これまでか、と思われた時、AQUAが入ってロゼを妨害。
 しかし、ニタがすぐさま入り、AQUAにジャンピングハイキック!
 そしてロゼがアルミに襲い掛かる…が、なんとアルミがスキをついてロゼを丸め込む!
 カウント1、2……2.5!!
 思わぬ返し技にふたたび観衆が沸き返るなか、アルミがロゼにDDT!
 そして、ダウンしたロゼを引き起こしたアルミが、自分の肩にロゼを担ぎ上げ、後ろへと叩きつける…必殺の、オーロラスペシャル!!
 そのままブリッジしてカウントが入り、1、2………ニタがギリギリでカット!!
 そしてここで、アルミが倒れこむようにAQUAにタッチ!

 大歓声のなか、AQUAがロゼに組みかかり、必殺のバタフライロック!!
 これは決まったか、と思われるなか、ニタが洗濯板をふたたび持ち込みリングに戻る。
 しかし、アルミがその前に仁王立ち!!
 ついにロゼもこれまでか、とさらにどよめきが大きくなる。
 さらに盛り上がるなか、戸惑った動きを見せたニタ……が、いきなりなんとアルミに洗濯板をパス!
 すると、受け取ったアルミが、振り返るや……なんと、AQUAの脳天へとえげつなく洗濯板を振り下ろす!!

 …え?
 「ええー!?」と戸惑いの声が上がるなか、ロゼが起き上がるや、混乱してふらつくAQUAに、容赦なしの必殺ハイキック!!
 崩れ落ちたAQUAを、ロゼが押さえ込んでカウント……3!!


▼30分1本勝負


 

H・L・ロゼ
スラッシャー・ニタ


12分36秒
ハイキック

AQUA
アルミ=ピッカネン


 


■試合後

 呆気に取られた空気がリングを包むなか、ニタとロゼに囲まれ、いっしょに勝ち名乗りをあげるアルミ。
H・L・ロゼ 「アルミちゃんはいいコね〜。わたしの愛が届いたのよ。うふふっ!」
アルミ=P 「ウチは、目が覚めたんです。乙女の操を守るには、女同士なら問題ないっちゅうことに! 純潔を保つサムライとして、ロゼさんとニタさんについていきます!」
 なんだか微妙な理由に「ええー」というツッコミもあがるがお構いなし。
H・L・ロゼ 「アルミちゃん、かわいいわ」
アルミ=P 「お姉さま…」
S・ニタ   「さっすがロゼ様。魅力が違うぜ! おい、そこに倒れているAQUAちゃん。まだまだ終わらせないぜ?」
H・L・ロゼ 「そうです! 次の横浜文体には、カーシャさんとアルコンさんを連れて来てもらいますわよ! 金髪Aカップは、すべて私のもの・な・の♪ まっててね、Aカッパーズ!」
 勝手に名前までつけて嬉しそうに叫ぶロゼなのであった…。

 そんなわけで、12・17横浜文体では、ロゼ&ニタ&アルミvsカーシャ&AQUA&アルコン戦が後日、正式決定しまった。
 果たして横浜文体で、カーシャ、アルコンの貞操は守られるのか!?


■試合後のコメント
 試合後、いっしょに帰ってきたアルミだが、ロゼの横でずっと無言のまま。
 そんなアルミを横に、恐ろしく上機嫌な様子のロゼ様。試合後だから、ということとは明らかに違う意味で頬も上気している。
H・L・ロゼ 「アルミちゃんはわかってくれたの♪ これでわたしたちは、お・と・も・だ・ち。うふふっ、さっ、次はカーシャちゃんとアルコンちゃん…おともだちに、なりましょ?」
 ますます危ない様子のロゼの横で、ニタはいつも通りマイペース…だが。
S・ニタ 「『純潔を保つサムライ』ってか。ロゼ様の教育もそうだが、サムライを語るにはちと教育しねーとな。」
 と…意味深な事を言うニタ。一体何を教育すると言うのか?

 ちなみにその頃、試合の様子を客席の後ろから観戦していた、T4D。
アルコン 「・・・ボク、そのうち大きくなるよーーっ!?」
リンドラ 「勿論ですよ?・・・乱入してやる・・・(ボソ)」

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※試合後のコメントなどで、FAAさん(ニタPL)、オーサカさん(T4DPL)の協力をいただいています。
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