■１１・１５（火）東京clubATOM（19：00）「Esquisse I」

■第２試合
Ｈ・Ｌ・ロゼ／スラッシャー･ニタ　vs　カーシャ・イワノヴナ／ＡＱＵＡ

　再旗揚げ以来、怪しすぎるハード百合プレイで猛威を振るうロゼ。しかも、邪道・ニタと組んでのクセモノタッグだけにいっそうタチが悪い。
　若手のアルミを散々食い物にしたロゼが、次の標的に指名したのは、先月からフリーとなってＤＩＡ参戦を始めたカーシャと、若手外人のアルコン。どうやら、胸の無い外人が好みということ？
　そんなワケで、カーシャにとっては、ある意味試練の一戦となったこの試合。果たして、新生ＤＩＡを荒らす邪道タッグを撃退できるのか？

　まずはＡＱＵＡとニタで始まった序盤。ＡＱＵＡも張り切った様子で動きは良く、ニタを巧みな関節技テクニックで封じ込めていく。
　そしてカーシャにタッチするや、カーシャがいきなり見事なフロントスープレックス！　さすが、昨年のＱＯＪで２度敗れたとはいえ、優勝者の浜岡と渡り合った実力の片鱗を見せ付ける。
　しかしニタは投げられるや、そのまま転がってロゼとタッチ。そしてニタが、舌舐めづりしながら嬉しそうにカーシャににじりよる！
　異様な雰囲気に戸惑いまくるカーシャだが、逃げるわけにも行かず、腕を出して向かい合う…が、なんとロゼはいきなりカーシャの胸をわしづかみ！　…いや、掴めるほど胸は無いので正しくはおさわり？
　それと同時に、カーシャが反射的に悲鳴をあげ、本能でロゼの顔面にドロップキック！！　モロにくらったロゼは吹き飛ばされ、場外へ転げ落ちてダウン。しかし、その表情だけは嬉しそうであった。

　かくして孤立するかと思われたニタ。
　しかし、４分過ぎにカーシャを場外へ引きこむやダークネスロック（ヘッドロック＋唐辛子で目潰し）で素早く分断。その後、ＡＱＵＡと一進一退の攻防を繰り広げ、正統派ファイトで観客をどよめかせたうえ、７分過ぎにはなんとムーンサルトプレスでＡＱＵＡをカウント２．５まで追い込む。
　そして１０分過ぎからはふたたびロゼとカーシャ。ロゼのセクハラ攻撃を警戒し、空中殺法メインで攻め込むカーシャ。さらにＡＱＵＡとの合体ドロップキックも決めるなどして、優勢に試合を進める。
　１２分過ぎには、ＡＱＵＡのコーナーからのレッグラリアートに続き、サンダードラゴン・ドライバー（スワンダイブ式スイングＤＤＴ）！　ダウンしたロゼを押さえ込むが、これはニタがカット！
　そのままニタとＡＱＵＡが場外へもつれこむなか、ロゼは反撃のハイキックをカーシャにヒット。そしてロゼがカーシャの唇を奪いにかかるが、これをカーシャがかわして、ドロップキックで吹き飛ばす！
　そして倒れこんだロゼにオーロラサンダーアタック（スワンダイブ式ムーンサルトニードロップ）を決め、カウント……３！！
　最後は、カーシャが実力を見せ付けてロゼ退治に成功。なんとか純潔を守ってみせた。