■９・２３　ディファ有明　「Restart!!」　〜D.I.A.再旗揚げ戦〜

■第３試合
スラッシャー・ニタ／Ｈ・Ｌ・ロゼ　vs　蒲池紗枝／アルミ＝ピッカネン

　第３試合では、ニタとロゼという異色タッグが登場。前ＤＩＡ−Ｊでも一時期組まれていたが、その後機会が無かったクセモノタッグである。
　対するは、蒲池とアルミの若手真面目系タッグ。格上と当たるという以上に、ある意味試練の一戦となりそうである。
　そして、「Ｈ・Ｌ・ロゼ」の登場となるが…現れたロゼは、ボンテージ風の黒いコスチュームに、蝶のアイマスク。それだけでも怪しさ満点だが、さらに客席の女性客へと投げキッスしたり、片手を上げてポーズを取ったり、とやたらと明るい…それ以上にアヤシすぎる様子でリングイン。さらにアルミと蒲池をじっ、と眺めるが、殺気ではなく、なんだか妙な色気を漂わせているので、別の意味で蒲池とアルミが引く。
　そんななか、ニタも最後にいつも通り堂々とした「邪道」ガウンを羽織ってニタワールドを全開にしてリングイン。
　蒲池、アルミにとっては、想像以上に厄介な一戦となりそうである。

　なんとも怪しい雰囲気のなか、まずはロゼと蒲池が対峙。
　軽快なステップで蒲池の周囲を回りながら、全身を舐め回すように見つめるロゼ。
　しかし蒲池は勇気を出して捕らえるや、ロゼにボディスラム！
　さらにロゼの腕を取りアームバーで捕らえるが、悲鳴なのか嬌声なのかわからないような声をあげるロゼ。
　とりあえず蒲池が技を解いたところで、アルミに交代する。
　そしてアルミもロゼをボディスラムからスリーパーへと移行。
　ロゼがさらに嬉しそうな表情のまま、だんだんと動きが止まっていく。
　おいおい、これで試合終わりか？　という雰囲気のなか、アルミがロゼを片エビに押さえ込んでフォール…と思った瞬間、突然ロゼがガバッ、とアルミに抱きつきつつ、体勢を一瞬で入れ替えて逆に押し倒す！！
　高度な動きだった気もするが、ともかくロゼがアルミのいろんなところを撫でだし、アルミが精神的に嫌がりダメージを受ける。
　ここで蒲池がカットに入り、どうにか交代。
　そしてロゼも満足したのか、やっとニタへと変わる。

　蒲池とニタの攻防は、意外と最初は普通の展開。
　蒲池がニタを関節技で攻めるが、ニタも突然のジャンピングハイキックといったトリッキーな動きで反撃。
　そしてニタが、ついに場外へと蒲池を連れ出すや、毒霧発射！
　ただの水かと思いきや、周囲に広がる甘ったるい香り。…どうやら、砂糖水のようである。
　ここでニタがロゼを呼び込むが、なぜかロゼは首を横に振る。

ロゼ　「紗枝ちゃんはね〜。ちょっと胸が大きすぎるから、好みじゃないのよ♪」

　するとニタはわかったのか、普通に蒲池を痛めつけるやリングに戻し、コーナーへ放り投げてアルミを挑発する。
　たまらずアルミがタッチして飛び出すが、ニタが避けたところで、待っていたのはロゼの毒霧！
　アルミが場外へ連れ出されるなか、ニタ、ロゼ、ニタ、となぜか連続毒霧。

ニタ　「料理の味付けは、『砂糖、塩、酢、しょうゆ、ソース』のさしすせそが基本なんだよ！」

　そしてロゼがアルミを連れ戻し、コンビネーションキックからハイキックを決め、ダウンしたアルミにがばっ、と覆いかぶさってキスしながらフォール！
　蒲池のカットもニタに阻止され、ここでカウント…３、となってしまった。